Milky Way
2016.05.23
ミニアルバム『夢を追うのが夢だった』
曲について 6
『Milky Way』
娘が東京に出ることが、高校を卒業するちょうど1年前に決まりました。
それからは、これまでずっと二人で過ごしたイベントが、どれも一緒に過ごす最後の1回になりました。
この曲は、そんな最後の七夕の夜にできた曲です。
歌詞のとおり、昼間は土砂降り。今夜は星は見えないだろうとあきらめていました。でも、夜になったらきれいに晴れて、満点の星空が見れました。
「子どものころ、あの星に行けると思っとったんよね。」
そんな話はその時初めて聞きましたが、そのまま歌詞に使いました。
母ひとり子ひとり。
「よく東京になんか行かせたね」と言われますが、小さい頃からそのつもりで育ててきました。
本人から東京に出たいと言われたとき、
「そう言うと思った。」
と答えながら、望んでたように育ってくれたなぁ、と思っていました。
つまらないことに縛られることなく、自分の人生を精一杯生きてくれたらそれでいいと思います。
帰りたくなれば、いつでも帰る場所はありますが、ほとんど連絡もないので、今のところ充実した毎日を送っているのではないでしょうか。