Dear マロン

豪雨災害から 3ヶ月半 やっと撤去

2018.10.24

 

 

   今朝職場に行く途中、豪雨災害で引っ越した持ち家の前に工事の車が。道路脇に積んだままになっていた土砂を撤去しに来られた様子。

 

   1時間お休みをいただき、どこをどのようにされるのか聞きに行きました。

 

   道路の両脇にある土砂を取るだけと言われました。役場の方は、溝の砂を上げるところまではやると言われていたのでそれを言うと、予定にはなかったけどやるという感じに。

 

   道路脇の浅い溝は、役場にお願いすると時々砂を上げてくださっていました。けれど、うちの横の畦道との間の溝は、一度大雨が降るとすぐに埋まってしまうのに、農業用水だから町ではさわれないと、20数年間放置されていました。

   本来は50cmらの深さはある溝が、常に10cmあるかないかの軽い凹みに。最初は自分で掘ったり、休耕田の持ち主さんが掘ってくださったりしていましたが、自力でどうにかできる深さでもなく、諦めてしまっていました。

 

   何度も浸水するからと、2年前くらいに役場に頼み込んで一度深く掘っていただきました。でもやはり、今回の災害の前にはすでにほとんど埋まった状態。

   「ここの砂は上げてもらえるんですか?」

「他をやって、最後に時間があったら。」

口を濁すようにボソボソ言われました。2年前1日かけてやったところを、最後についでにできるのでしょうか?

 

   私が寄って尋ねなければ、道端の土砂だけ持って帰られたんでしょうね。しかも 3ヶ月半も経ってやっと。

 

   邪魔になっているとは思っていたけど、私は敢えて早く撤去してくれとは言いませんでした。あの土砂の堤防がなければ、台風の度に何度も庭に濁流が流れ込んでいたはずなのです。やっと道路が綺麗になって、近所の方たちのためにはよくなりました。これが当たり前の状況です。でも、また大雨の度に庭や床下に水が入ると思うと、複雑な心境です。

 

   住んでいなくても、思い出の詰まった家です。

 

   仕事帰りは雨。車の中から横の溝を見ましたが、砂を上げた様子はありませんでした。もしかしたら、表面だけ軽く引っ掻いたのかもしれませんが。

   原因に対処しないのだから、何度砂を上げてもどうせすぐに埋まってしまいます。やる気にならないのもわかるけど。

 

   住んでない家のために、また役場に交渉しに行くのも疲れます。どうせ応急処置すらまともにしてもらえないのだから。役場の人と話す度虚しい気持ちになるから、もう放っておこうかと思います。

 

   空き家バンクで定住促進とか言っているけど、住んでる人間にこんな対応をしていて、外から来る人に定住してもらえるのでしょうか。

 

 

 

 

 


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