Dear マロン

 

まだ下塗りですが…

 

   豪雨災害から引っ越し、ジュネーブの展覧会と、普段と違う生活を送った3ヶ月。

   昨夜、この家に来て初めて絵筆を握りました。いよいよ生活が戻ってきた感じがしました。

 

   寒くならないうちに住居を整えないといけないところもまだたくさんありますが、とりあえず絵が描けるようになったことは大きな進歩です。

 

 

 

   散歩に行こうとリードを持って行くと、ひたすら逃げ回るミル。

 

   今日も逃げ回って、いつまでもお散歩に出かけられないので、ラッキーだけ連れて行くことにしました。

   パテーションを開けて出かけようとすると、ミルが近寄ってきます。一緒に行きたいのかとリードを近づけると逃げます。

 

   気づいてしまいました。ミルは、リードをつけないまま外に出ようとしているのです。ラッキーと私が出るとき、一緒に隙間を縫って外に出ようと狙っています。

 

   リードをつけずに外に出すわけにはいきません。何度追い払っても、私が後ろを向いた瞬間に出てやろうとやってきます。ミルを叱るため大きな声を出すと、ラッキーが怖がって地下へ逃げようとするので、パテーションを開けたり閉めたり…  こんなことを繰り返していては、ラッキーも散歩に行けません。

 

   散歩の準備を始めてからラッキーだけ連れ出すのに30分以上はかかりました。お散歩に出るまでにクタクタ。

 

   最近はミルもよく撫でさせてくれるようになり、変わってきました。その分甘えも出てきて、これくらい許してくれるだろうという顔も見せるようになりました。

 

   虐待されていた過去を気遣い、あまり叱らずにきましたが、6年経ってやっと、ダメなことはダメと教える時が来たようです。

 

 

 

 

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