Dear マロン

ルナの望み...

2017.10.02

 

 

   ルナ16歳。人間の年齢では80歳くらいになるおばあちゃんです。

 

   子猫の頃のルナは、まるでギャグマンガのキャラクターのような子でした。

 

   ご近所の方からルナをいただいた頃、うちは母と娘と私の3人暮らし。まだ他のペットたちもいなくて、娘は小学校に入ったばかり、母も現役で仕事をしていました。

 

   今はフローリングにベッドですが、まだ全ての部屋がボロボロの畳で、ベッドも購入前。床に布団を敷いて、みんなが「さあ寝るぞ」という体制に入ると、いきなり部屋の端から端までをルナ、全力疾走!

   人の顔の上もおかまいなしに走るので、顔まで布団に潜らないと寝られませんでした。

 

   ある晩、なんか寝苦しいな、と目を覚ますと、私の掛け布団の胸の辺りで、ルナが何度も垂直跳びをしていました。 

   ある程度成長してからだったので、結構な重さでした。

 

   昼間寂しく1人で家にいて、夕方帰って来る私たちをひたすら待っていたのでしょう。それなのに、やっと帰ってきても、ほとんどルナをかまう暇もなく、バタバタして寝てしまいます。娘に手がかかる時期だったから、仕方がありませんでした。

   「遊んでくれよ!」

と、精一杯訴えていたのでしょう。

 

 

   うちに来て2、3年経った頃、いきなり布団や座布団、新聞紙の上など、変なところでオシッコをするようになりました。それまでちゃんとトイレでできていたのに、です。

   当分我慢しましたが、叱っても治らず、仕方がないのでケージに入れて飼うようになりました。

   サラとチャーもやってきて、それまで以上にルナと一緒に過ごす時間が少なくなりました。

 

   10日ほど前からの体調不良で、私と母が外出する時意外ケージから出て生活するようになったルナ。ずいぶん良くなったけれど、まだそのまま様子を見ています。

  毎日母や私の膝に入って、満足そうに過ごしています。本当は子供の頃から、ずっとそうしていたかったのでしょう。今までの分を取り戻すように甘えているようです。

 

   あとどのくらい一緒に過ごせるかわかりませんが、これからはできるだけルナの望むようにしてやりたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

   夕飯の後のお散歩に行こうとリードを付け替えると、ラッキーは一目散に庭の梅の木の根元に。

 

   昼間にルナが座っていた場所に、ルナのにおいが残っているようです。

   ルナが歩き回った場所で、クンクン匂いを嗅いでからお散歩に出かけます。

 

   ルナがお庭に出てきた日の日課です。

 

 

 

 

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