Dear マロン

雨の中に出ていくミル

そんなに避けなくても

せっかくホメたのに…

 

飼い主の私とも一定の距離を保ち続けるミル。

雨の日でも、私が玄関から出ると車庫の屋根の下から離れ、雨に濡れながら私がいなくなるのを待ちます。いくらこっちへおいでといっても無駄。そんなこと言ってる暇に、早く目の前から消えてやろうと思います。

というわけで、ミルが風邪をひいてはいけないから、雨の日はできるだけ出入りを控えます。

 

今日はミルのストルバイト用のエサを買いにいかないといけなくて、雨の中出かけました。帰ってきていつものように雨の中にいるミルに、

「ぬれてるよ! こっちおいで!」

と言うと、初めて屋根の下に戻ってきました!

 

最近少しずつ距離が縮まってきてるので、このチャンスにぐっと接近したい。

「ミル、エラ~イ!」

しっかりほめて、一番好きなささみ巻きガムをあげました。

ミルはそれを喜んで口にくわえ、雨の中に持って行ってゆっくり食べ始めました。

 

だから、風邪ひくって!

 

 

 

家の前にイノシシ!

実はよくあることです

ミルが吠えるので出てみると…

 

朝のモグラに続き、昨夜はイノシシにも出会ってしまいました。

ミルが吠えるので庭に出てみると、向かいの崖の辺りで草を踏んで歩く音。懐中電灯で照らしてみると…

 

いました! 1メートルくらいのイノシシでした。崖の下に降りてきて、山水が流れている溝の周りを鼻で掘りおこし、エサを探していました。

イノシシにはここ何年かで何度も出会っていて、またかという感じです。

そのすぐ横には、お向かいさんの畑があります。前はよく畑を荒らされて困ってらっしゃいました。柵を強化されてので、今は中には入れないようです。

 

去年、ミルが吠えて親子のイノシシが畑にいるところを見つけました。大きな音を鳴らしたらびっくりして逃げるかと、陶器のベルを鳴らしてみました。

イノシシたちは慌てて、大人の背丈ほどある石垣を跳び上がり、お向かいさんの裏庭に逃げ込みました。そこで、異変を感じて勝手口から出てこられたお向かいの奥さんとばったり!

奥さんの悲鳴に驚いて、イノシシたちは山へ帰っていきました。

 

目を疑ったのはその跳躍力。

「イノシシは少しの段差や溝があると越えられないはずなんだけど、どうやって畑に入ってるんだろう。」

お向かいの奥さんが首をひねってらっしゃいましたが、少しの段差なんて全然平気ですよ。子どもさえも、あの高い石垣を軽々と跳び上がりました。

 

島で育った知り合いが言っていました。

「昔は島にはイノシシなんていなかったんだけどね。最近はイノシシが泳げるようになって島に渡ってきたから、島の畑も荒らされるようになったのよね。」

フェリーに乗っているとき、イノシシが隣を泳いでいてびっくりしたと言ってた高校生もいました。

 

食べ物に困って、山の生き物たちが人間の生活する場所に出てきているというのはよく聞きます。生き残るために、動物たちの能力も進化していってるのでしょうね。

 

昨夜のイノシシは、陶器のベルでは逃げませんでした。同じ手は効かなくなっていくのでしょう。次はどうやって追い払いましょう。

こちらも慣れて、イノシシにはもう驚かなくなってきましたが、近年町内で目撃情報のある熊。この子たちにだけは出会いたくないものです。

 

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