Dear マロン

小説・エッセイ

   普段高校の美術の非常勤講師をしているので、今は夏休み。時給で働いているから給料もないわけで、手放しでうれしい休みではありません。

   でも、おかげさまで肖像画のお仕事をいただいているので、そちらを頑張る時間にさせてもらっています(^ ^)

 

   そして、普段なかなか行けない病院にも、この期間に毎年集中して行きます。

 

   先ず先週は歯医者の定期検診と子宮ガン乳ガン検診。今日は町のガン検診で胃カメラ。最後に来週、今年初めて眼科ドックを受けます。

 

   最近、近くが見えなくなり、とても不便な思いをしています。以前は小さい文字でも遠くのものでもハッキリ見えていただけに、見えないショックは相当のものです。

   文字が読めないこともですが、絵を描くときに細かい部分が見えないのがとてもツライです。

   100均の老眼鏡をかけたり外したり…   煩わしくて、集中力も続きません。

 

   一時はやめてしまおうかと思った絵を、これから生活の糧として生きて行く決意をしました。目が見えなくなってはどうにもなりません。老眼もですが、今回は緑内障を心配して受診することにしました。

 

   あちこち悪いところが出てくる50代。まだまだ先は長いので、身体に気をつけて頑張らなくてはと思います。

   

 

 

   暑い庭で毎日頑張ってるワンコたち。少しでも涼しくなるようにと、タライに水を入れて庭に置いてみました。

 

   ミルは水を怖がるので入らないと思いましたが、ラッキーが入れば変わるかも…という期待をしていましたが。

 

   ラッキーも怖いみたいです。少し離れてタライをそっと覗いていますが、それ以上近寄ろうとしません。

 

   一度入ってみれば気持ちいいのがわかるかも、と、後ろから抱きかかえて前足だけタライの中に入れてみました。

 

   やはりダメでした^^;

 

   慌てて飛び出し、犬小屋に隠れてしまいました。安全に遊べる河原でもあればいいのだけど…

 

   また何か考えてみます。

   先週末、日光東照宮での展覧会のため、日光に行きました。

   りんどうの家という民宿に宿泊したのですが、そこのご主人や奥様と絵の話をした時、いくつかの偶然がありました。

 

   今回の出品作のポストカードをお渡しすると、

「この犬は、うちで昔飼ってたクリにソックリだ。」

とご主人。

「え、私も子どもの頃、クリという名前の犬を飼ってたんです!」

そしてもう1つ、

「この子の名前はミルというんですよ。」

というと、

「ミルは前飼ってた猫の名前だ。」

 

   偶然が2つ重なり、ちょっとほっこりしました。

 

   お二人とも動物がとてもお好きなようで、殺処分なんてなくなればいいのに、という奥様の言葉にしっかり頷きました。

 

   東武日光の駅に着いたら駅まで車で迎えに来てくださり、 翌朝は東照宮まで送ってくださり、とても助かりました。

 

   アットホームな旅がしたい方には、りんどうの家、オススメです。

 

 

 

鼻の上が痛そうに…

   ミルの鼻先、蚊に刺されたのか、ラッキーとじゃれていて歯が当たったのか、傷が出来て毛が抜け、少し腫れているようです。

 

   鼻先だけでなく、首輪の金具が当たるところも、毛が抜けて、肌が荒れています。

   去年の交換の時、手違いで少し大きい首輪をつけてしまったので、余計に金具が当たっているようです。 

   首輪の金具も取れ、壊れているので、大きさの合うものに替えようと、新しいものを準備しています。早めに替えてやらないと!

 

   去年の初め、3年が経過したミルの首輪にヒビが入り、切れかかっていることに気づきました。その頃はまだ全く触らせてくれなかったので、替えようと何度挑戦しても首輪を替えることなど 出来ませんでした。

   それまで危険な目に合いながら麻酔を使って手伝ってくださっていた動物病院にも、もう往診はしないと断られ、他の病院に電話しても断られ…

 

   首輪が切れて庭から出てしまったら、もう二度とミルに首輪をつけることはできません。庭から出て愛護センターに保護されたとしても、触れないので連れ帰る手段がありせん。あの頃はまだ広島県でも殺処分が行われていましたから、首輪が切れたらミルの命を守ることはできませんでした。

   絶望して、ミルと一緒に消えてしまいたい気持ちになりました。

 

    どこかにこの状況を救ってくれるところはないか。すがる気持ちで、犬の保護をされている神石のピースワンコ・ジャパンさんに事情をメールすると、お忙しい中、助けに来てくださいました。

 

   知らない人が来て、自分を触ろうとすることにパニックを起こしたミル。庭の石の橋の下に潜り込み、唸り、噛みつこうとしました。

   結局ピースワンコ・ジャパンさんから動物病院に電話をしてくださり、麻酔を使って首輪を交換してもらいました。

   外した首輪は、その混乱で引っ張ったため余計に亀裂が入り、わずか5ミリで繋がっていました。

 

 

   ラッキーが散歩に行くのを見て、やっと最近お散歩リードに付け替えることができるようになったミル。首元を触らせてくれるようになったので、今度は私に替えさせてくれるかと挑戦してみました。

 

    前みたいに、パニックを起こして逃げ回ることはありませんでしたが、首元に首輪を近づけるとスルリと逃げていきます。しつこくしてまたトラウマになってはいけないので、5、6回試したところでやめておきました。時間をかけて、今度こそ自分の手で替えようと思います。

 

 

お手

2017.07.19

   ウチで飼うようになってすぐ、ラッキーはお手を覚えました。お手をするとおやつをもらえるので、喜んでやります。

 

   ラッキーがきてから私との距離が縮まってきたミルにも、お手をさせてみようと挑戦しています。

 

   お座りはできます。ネンネというと目をつむります。ラッキーがやってるのを見ているから、「お手」という言葉の意味はわかっています。でも、自分から私に手を差し出すことはためらうようです。だからわざと目をそらします。自分もお手をして、褒めてもらいたい気持ちはあるけど、一歩踏み出せない感じです。

 

   ちょっと粘って、何度も「お手」と繰り返していると、いてて!

 

   予期せぬ場所からラッキーがやってきて、腕や足、背中などに、デッカい手を勢いよくのっけます。

   わかった、わかった。ご褒美をあげるから^^;

 

   油断してると怪我をしそうなので、最近はラッキーの居場所を確認してからミルとお手の練習をするようになりました。ミルが壁を越えてくれるには、まだしばらくかかりそうです。

 

 

 

 

 


  ミルは散歩ができない子なので、去年の 11月にラッキーが来てから、初めてワンコのお散歩をするようになりました。

 

   ラッキーは人間に対して従順ではありますが、大きくて力が強いので、お散歩はちょっと大変です。

   体重19.5kgが、急に走ったり、止まったり、突然逆に走ったり…   かなり振り回されます。お散歩のしつけをちゃんとしなければいけないのでしょうけれど、余裕がなくて勉強できていません。ミルもラッキーも、飼う予定で飼い始めていないので、とにかく命をつなぐことだけで精一杯な感じでした。

 

   2月、初めてラッキーを動物病院に連れて行った時、怖がって固まってしまったので、抱っこして診察室まで連れて行きました。数日後、咳をした拍子にギックリ腰になりました。後で考えると、あの抱っこに無理があったのではないかと…

   未だに腰に痛みが残りますが、なんとかお散歩は頑張っています。

 

   運動を全くしなかった私が、猛暑の中、ラッキーに引っ張られて朝夕少しずつ走っています。 毎日犬の散歩をするなんて、私には無理だと思っていましたが、なんとかなるものです。

 

 

ラッキーとミル
ラッキー(左)とミル(右)

小説 ライバルは17才

高校生たちと5才のわが子に刺激されて

連休をおうちでゆっくり過ごされる方へ

 

私が音楽に目を向けることになり、初めてステージに上がるまでのお話です。

少し長いですが、お時間があれば読んでみてください。

 

http://ncode.syosetu.com/n4502d/   ライバルは17才 上

http://ncode.syosetu.com/n4505d/   ライバルは17才 下

愛犬ミル

2016.04.22

愛犬ミル

 

 Dearマロンのトップページの写真に使われている、私の愛犬ミル。この子は2012年10月の終わり頃、仕事を終えて家に帰ったら、うちの倉庫の中に入っていました。顔はどう見ても幼いので子犬だと思いましたが、身体は大きく、すでに50センチくらいはあったでしょうか。白くて、私好みのたれ耳。かわいくて追い出すこともできず、その晩は猫の餌をやって、翌日ドッグフードを買ってきてしまいました。

 だけど、その時うちでは猫を4匹飼っていて、経済的にこれ以上動物を増やすことは考えられませんでした。それに、私も娘も生活時間が不規則。しかもずぼらな性格で、毎日散歩をしなければならない犬を飼うことなど、どう考えても無理でした。

 せめてかわいがってくれる飼い主さんを探してやろうと、あちこち連絡しまくりました。が、大きくなりそうだと言うと、興味を示した人もみんな引いてしまいます。少し前に大型犬を亡くされた方のおうちを訪ねてみたりもしましたが、もう次のワンちゃんが室内にいました。

 

 そんなことをしているうち、3週間が経ち、この子がいなくなることは考えられなくなってきていました。娘に

「うちで飼えないかな?」

と相談すると、絶対無理だと反対されました。ではこの子をどうするか。

 まだ名前もないその子は、一日のほとんどをうちの倉庫で過ごしていました。首輪をつけてないので、私たちが留守の昼間に時々出かけて道路を走り回ったり、裏の空き地の草むらで昼寝をしたりもしていたようです。

 これ以上この状態のまま飼い主探しを続けていると、愛護センターに連れて行かれるかもしれません。交通事故に遭う心配だってあります。無理してでも私が飼う、もうそれしか考えられませんでした。

「ちゃんと面倒見るから。」

と娘を説得し、うちで飼うことになりました。

 名前をつけてしまうと愛着がわくからと名無しのままでいたその子に、やっと名前をつけてやりました。ミルクのように白い「ミル」。

 飼うと決めたら早速首輪をつけなければ。すぐに首輪と鎖を買ってきたのですが…

 

 私の決心は甘かったと、このあと思い知らされます。ここから思ってもいなかったいばらの道が待っていたのです。

                   (つづく)

倉庫で見つけたときの写真
倉庫で見つけたときの写真
仔犬のミル
首輪をつける前
お見送り
出かけるときは倉庫の前で見送ってくれました

 

 

 

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