ミルの定位置
ここが一番落ち着きます
ここが一番落ち着きます
昨日の朝捕まえ損ねたから、夕方来なかったのかと心配しましたが…
昨夜もとても遅い時間に来てご飯を食べ、今朝も庭の真ん中近くまでオヤツを食べに入りました。
そして、当たり前のように、うちの前の道路のど真ん中でくつろいでいます。
そこは危ないから、中に入ってくださいm(_ _)m
もしかしたら、本当は捕まえて庭に入れてほしいのかもしれません。帰る場所がないというのは、やはり不安だと思うので。
稲刈りが始まりました。
9月になり、急に涼しくなりました。
朝晩は半袖では寒いくらいです。
秋になったんですね。
ちょっと寂しいです。
茶色いワンコ、朝捕まえようとしたせいか、今日は夕方来ませんでした。
こんなに長い間気ままな生活をしていると、うちの子たちみたいに繋がれるのは嫌なんでしょうね。
うちで大騒ぎして、ご近所に迷惑をかけることはなくなったし、事故に遭わないのならこのままでもいいのだけれど…
やっぱり心配。
今朝はいつになくご機嫌に、ラッキーの周りを全力で駆け回る茶色いワンコ。
道路はドッグランじゃないから!! 本当に、危なくて仕方ない。
うちの庭までオヤツで誘い込み、だんだん奥へ。
今だ!
茶色いワンコが中にいるうちに、門扉を閉めることができました!!
シッポを下げ、かなり警戒するワンコ。オヤツをやりながら落ち着かせていたら、ラッキーも身体を舐めに来ました。
母が出てきてくれたら、2人ががりで首輪をつけられるかも。時間を稼ごうと思っていたら、ワンコの方が上手だった。
道路側に凸凹の多いうちの庭の、高いところに駆け上がり、道路に飛び降りました。あっという間の出来事。
焦りながらも、冷静に周りを見てたんですね。やはりこの子、頭がいい。
そのあとは、何事もなかったように道路の真ん中でお寝んね。こいつ、大物かも。
なぜ今頃、まひげワンちゃんのことを思い出したのか…
茶色いワンコの顔に、くっきりと眉毛のような模様が浮き出ているからかもしれません。
決して油性マジックで描いてはいません。
お金かけて買ったおもちゃより、これが一番好きみたいです(^ ^)
最近描かせてもらった2枚です
ウサギもかわいい♡
あ、色鉛筆に少しだけパステルを混ぜました。
子供の頃住んでいたアパートに、時々遊びに来る犬がいた。人懐こい犬で、アパートの人たちに可愛がられていた。
誰かがいたずらしたらしく、目の上にくっきりと、油性マジックで眉毛が描いてあった。それがトレードマークで、アパートの子供たちは、その犬を「まひげワンちゃん」と呼んでいた。
しばらくすると、まひげワンちゃんのトレードマークの眉毛が、だんだん薄くなってきた。まひげワンちゃんにまひげがないなんて、それはダメだ。
私はもう一度ちゃんと眉毛を描いてやろうと、油性マジックを持ってまひげワンちゃんに近づいた。
いつもは触られせくれる子だったけど、油性マジックを顔に近づけると嫌がって逃げてしまった。
なんで?元に戻してあげようと思っただけなのに。
「犬はそんなことされたくないんだよ。」
母親に言われ、眉毛がないのが普通の状態なのだと気付いた。
あの子とどのくらいの期間関わっていたか覚えていないけれど、それ以来、眉毛を描こうとしたことはない。
小学校3年生まで、福山市のアパートに住んでいた。
近くにおカネさんという腰の曲がった小柄なおばあさんが住んでいた。おカネさんが歩くときにはいつも、たくさんの犬がついて歩いていた。
小学生の間に流れる噂によると、
「おカネさんはすごいお金持ちで、一人暮らし。あそこに見える山は全部おカネさんのものなんだって。家には数え切れないほどたくさんの犬がいて、野良犬にも毎日エサをやってるから、住み着いちゃうんだって。」
ということだった。
家がどこなのか知らなかったし、噂が本当かどうかはわからない。おカネさんという名前さえ、「お金持ちだからおカネさん」くらいの感じで、誰かがつけたあだ名だったのかもしれない。
私たち子供は、親から「あの人は変人だから近寄らないように」と言われていたように思う。
ある日のこと。アパートの前の道路で1匹の犬が車にひかれた。運悪くタイヤが身体の上を通過したらしく、ほとんどの内臓を口から吐き出しているように見えた。
それでも犬は生きていた。苦しそうに、身体を上下に膨らませながら、息をしていた。
こんな姿になっても、生きていられることが不思議だった。もう助かるはずはない。それでも必死に息をしていた。
誰かと一緒にいたかどうかも覚えていない。けれど、その場で動けなくなったことを覚えている。
すぐにおカネさんがやってきた。一緒に散歩している途中、少し離れてしまって起きた事故だったらしい。
おカネさんはその犬の足を引きずり、道路の端に連れて行った。つながったままの内臓も、ズルズルとついていった。
そんな姿になった犬に、取り乱すでもなく、涙を流すでもなく、おカネさんは淡々とその作業を行った。
その後おカネさんがどうやってその子を葬ったのか、覚えてはいない。
ただ、その子の一部も残さないよう、きれいにその場を片付けて行ったと思う。
子供の頃の記憶の中でも、映像として残る強烈なものである。
その後引っ越したので、おカネさんがいつまで野良犬たちを面倒見ていたのかはわからない。あの当時、すでにかなりの高齢に見えたので、それほど長くは続けられなかったのではないだろうか。
それでも彼女は、自分の身体が動く限り、犬たちの最期を看取り続けたに違いない。生きているものはいずれ死ぬのだと悟り、淡々と生き物と暮らしていっただろう。
今の自分がもし当時の彼女に会えたなら、話をしてみたいな、と思う。